Atsuta Bar

蘭やシダ。その他植物と生活のアイテム。

でかいリドレイを付け替える時の注意点とかまとめてみた

こんばんは、atsutaです。

特に問題なくでっかくなったリドレイですが実は半年程前ついに付替えを余儀なくされ、「ヤダヤダ怖いこわいー!」と言いながら放置してたものの、せっかく通風孔買ったんだからさあ…季節もいいんだし…って事で一斉蜂起し何とかやり遂げました。

f:id:tachinekoinuo:20210418204645j:plain

↓もとの状態。着けてたヘゴからかなり下部分がはみ出てる。

f:id:tachinekoinuo:20210418204515j:plain

今まで小さいリドレイはチョイチョイ付け直してそれなりの結果があったんですが、でかいものの付替えは初めて。
で、今回はでかいリドレイの付け替えは結構注意点とコツがいるってことがわかったので書いていこうと思います。


・付け替える時期は出来れば春がいい。
部屋が暖かければいつでもいいんでしょ?と思うかもしれませんが、4月くらいの春に付け替えするとその後のGWや梅雨時期を経て真夏まで時間を持てるので付け替えダメージからの復帰に時間をかけられます。このタイミングを逃しても大丈夫だと思いますが、できれば4月中旬ごろ作業しましょう。


・新しい貯水葉が出始めたタイミングで付け替える。
これは経験則でしかないんですが、多少根をいじっても貯水葉はあまり影響なくそのまま伸びることが多いです。逆に胞子葉は簡単に動きが止まったりして付け替えによる影響を受けやすいかなと。なので貯水葉の伸びが確認出来次第、早めに作業した方がいいです。成長点から5cmを超えるほど伸びた貯水葉は意外と邪魔だし、傷付きやすいので注意です。


・できる限り丸を意識する
f:id:tachinekoinuo:20210418234344j:plain

これは同じ時期に作業した別株リドレイですが、まるで「たこ焼き」です。
リドレイに限るかわりませんが、貯水葉の伸び方は本当に丸です。付け替えのタイミングで丸を意識する事で今後の形が決まりますので意識したいですね。
細かいことを言いますと、水を含んだ水苔と乾燥した水苔では嵩(かさ)や膨らみが違いますので丸を意識すると、何度か水苔を追加する必要が出てきます。ただしあまり丸が大きくなり過ぎないよう注意します。(あまりにでかいとそれだけ蒸れるので)逆に小さすぎても根のはれるスペースが少なくなるので、丁度いい大きさを探すのも大切です。


・貯水葉の裏になるべく水苔を詰める。
リドレイの貯水葉は基本的に前の茶色くなったものにそって成長し、それ自体が水苔の代わりとして機能します。子株の時からしばらくメンテをしていない場合、意外と隙間ができていてそこには根がはれていないので、そこを補填する必要があります。また、子株の時にいれた水苔は入りがいびつになっていたり偏りがある事もあります。なるべく古い貯水葉の裏から生長点付近まで指を突っ込んで水苔を追加していきます。
難しい場合、上のたこ焼きリドレイの様に茶色くなった貯水葉の一部を埋めてしまっても大丈夫です。新しい貯水葉が覆ってくれますし、その間に根をはります。


・付け替え後はメネデールやリキダスなど活力剤を。
おまじないみたいなものですが、必ずやりましょう。


・付け替え後の水やりタイミングに注意
付け替え後、何日で水をやるのか正解はありません。ですがあまりに根をいじった株や水苔を追加した株は、しっかりと水を吸える根がありません。乾燥好きのリドレイといえど辛いです。胞子葉の様子を見て、少し先っちょがしだれたなと思ったら株の重さと、株の下辺りの水苔を確認して、必ず成長点の裏に水が到達するよう水やりします。