Atsuta Bar

蘭やシダ。その他植物と生活のアイテム。

ビカクシダのプロってなんだろう

お久しぶりです。生きてます。atsutaです。相変わらず酒を浴びるほど飲んでます。

 

さて、久しぶりの記事は最近良く目にするビカクシダのプロ、という言葉。

 

私どうしてもこの言葉を聞くとなんとなーくむず痒くなってしまいます。

 

というのも、ビカクシダって蘭の様に公式のコンテストがある訳でも、賞があるわけでもないのでどうもプロというのがピンも来ないんですね。

 

蘭の場合、花が咲くし国内でも長い人気を誇るのできちんとしたコンテストがあります。賞を取るような店で販売してる株は信用もしっかりあるので、間違いなく自他ともに認めるプロになりますがビカクシダには当てはまりません。

 

おそらくこの言葉を使う人の意味する所は以下の何れかになるのでしょう。

 

・輸入数が多く、販売数の多い店

・大株、かつ見栄えの良い株を扱う店

 

でも、やっぱり違和感があります。輸入が多い店はプロかと言われると明らかに違いますし、見栄えの良い株を買っても貴方の家で育てて一ヶ月もすれば見栄えなどすぐに変わってしまうのがビカクシダというものです。

 

このプロという言葉、現在正式に使う事、または言われることができる人はいない、というのが私の意見です。

 

よって、よく見るプロから買いなさいというのは些かおかしな話であり、貴方がほしい株であれば誰から買っても結果は同じ(偽株掴まされた!とかでない限り)となります。

 

プロから買えという人ほど自分の株を全面に出していたりして、はたして?と思う今日このごろでした。

 

休眠するビカクシダ

今回は休眠するビカクシダとしないビカクシダを紹介したいと思います。


そもそも休眠とは

ビカクシダの休眠とは、主に秋の終わり頃から春桜が散るころ、やっとそろそろ外に出そうかなと言った頃まで成長が見られなくなる現象です。(極暑に止まるものもいる)

知らずに枯れた?成長しなくなってもうダメかも…というのはちょっと待って!となるので、そういうこともあるのか程度に読んでもらえれば幸いです。

成長がみられないといっても、葉は青々していて止まっているようにみえないものもいますし、中には枯れたのか?というほど全体が茶色くカサカサになるものまで三者三様。

同じ種類でも個体差もありそうなので一概に、こうと言えないのがビカクシダの休眠です。

厳密になぜ休眠するのかはわかっていません。おそらく寒い時期や極暑い時期に体力を消耗しない様に活動を止めているため、または春先や秋口に一気に動くためのチャージ期間かと思います。


たまにビカク関係の情報発信をみるとあまり休眠に触れられていないので、個体差による影響が強いのかも。


で、話は長くなったのですが以下明らかに休眠するものを、経験とSNSで集めた情報から止まる止まらないを独断でまとめました。あくまで参照として、ウチは違うよ!などあればお知らせください。


ワリチー P. wallichii

休眠代表選手。貯水葉はもちろん胞子葉まで完全に茶色くなり、さらに胞子葉はクシャクシャになってしまい一見すると枯れ込んでいる様にも見えるほど。休眠中の水やりにクセあり(?)


エリシー P. ellisii

あまりエリシーを扱ってる人がいないのだが、我が家のエリシーは確実に冬から5月ほど、約半年止まる。止まっている最中は葉は常緑で一見すると特に変化がないだけの様に見えるが、成長点の白い部分が次第になくなり茶色い毛に覆われてしまう。休眠中の水やりは特に普段と変えなくても平気だが、あくまで冬モードの水やりで。春先に少しずつ白い部分が戻り動き出す。白い部分が動き出したら、肥料をやり古い胞子葉で傷んでいるものはカットして新しく出てくる葉に力を注ぐ様にしてやると割と良さそう。


アルシコルネ P. alcicorne ver.Africa

こちらはエリシーとほぼ同じ状態で止まるが、時期がずれておりエリシーの方が先に止まり先に動き出す感じ。なのでアルシコルネは割と遅めの冬まで葉を伸ばして、遅めの春にうごきだす。(5月頭の現在うっすら予兆は見えるが…)


以下は止まると聞くが、うちでは特には止まらなかったもの

エレファントティス P. elephantotis

止まるっていう人もいるけどうーん、管理場所の問題な気がするなあ。


夏止まるもの

ビーチー(レモイネイ)

ビーチー系は暑さにイマイチ順応出来ないのか、7月から10月ごろまでピタッと成長が止まる。別に葉焼けするわけでもなく水も普通に飲んでいるが明らかに動かなくなる笑


ここまで読んだ人でアレっ?と思った方、そうです。


どうもアフリカ系は休眠しやすいみたい。


ですが、マダカスカリエンセはどうも休眠はしない(出来ない?)らしい。おそらく原生地の影響が大きいのかも。


逆にオセアニア、オーストラリア、アジア系はしにくい様な気がします。


ウチでいう、コロナリドレイホルタミーウィリンキーや交配種系は恐らく休眠してないです。もしくはごく短い期間してて気が付いてないだけかも。


休眠中の水やりや日当たりなどの対応もそれぞれなので、お持ちの種類の休眠を一度調べることをおすすめします。


素人リドレイ胞子培養まとめ

ちょい時間無いので、箇条書きで申し訳ないです。以下リドレイの胞子培養の参考としていただければ、と。

 

 

〇胞子培養スタートおすすめ時期

胞子培養は個人的に最も最適な撒き時は秋、晩秋かと思います。

理由として、胞子撒きから板付まで1年3ヶ月から一年半ほどかかる為、春の温度が上がるタイミングで板付に出来るからです。

冬寒くね?と思われるかもしれませんが、結局は冬を培養中に越すのでそこはあまり気にしなくても大丈夫。

とはいえ、そこまで厳密じゃなくても子株を板付にするタイミングをずらせばいいので、結局はいつでもいいかもってのが本音です汗

 

〇胞子培養に必要なもの

•トレイ

百均で蓋つきタッパーが最適です。100円も使いたくなければ、冷凍食品のトレイ特に海老グラタンがおすすめです。美味しいし熱湯ぶっかけても大丈夫なので。

 

冷凍食品のトレイを使う場合、ラップと開かないようにする輪ゴム数個があるといいですね。

 

•ジフィーセブン

少し高いですがジフィーセブンは発芽率が高く、その後の生育も良かったです。

ただし、ジフィーセブン自体が水を吸うと高さが出るので、深めのタッパーを用意するか、ジフィーセブン自体をほぐして中のピートモス?だけにして平らにするのもいいでしょう。

ビカクの根は深く潜らないので、安く運営したいのであればジフィーセブンをほぐして広く薄く使うのがおすすめ。

 

•沸かしたお湯

ジフィーセブンを戻す際は消毒もかねて熱湯で戻します。冷ましてから胞子を撒きます。その後霧吹き。

 

霧吹きの水も特にカルキとか気にする必要はないかと。最初だけ薄いメネデール混ぜるとなおよし。

 

〇胞子培養におけるちょっと細かいアドバイス

•胞子を撒くときは風呂場で云々は個人的に不要だと思います。ビカクの胞子はそこまで弱くありません。何ならカビと共生します。

 

•撒いた後は放置で大丈夫。

最初は放置で大丈夫です。あまり頻繁に蓋を開けない方がカビ菌とか入らないので良い。うっすら表面がライトグリーンに変わってきたら霧吹きを増やす事。

 

ほっとくと前葉体が出来てきて、そのあと本葉が出てきます。とにかく時間がかかるので焦らずじっくり待ちましょ。

 

前葉体から本葉の時点でかなり数が減りますがあきらめない。

 

•胞子培養の管理について

あまり細かい数値があるわけでは無いですが、温度については他のビカクシダが生きてる範囲であれば意外なことに問題ありません。少し寒くても暑い夏でもまあ普通に室内であれば大丈夫です。

胞子培養では直射日光を避けてLEDで行きましょう。

 

•板付するタイミングは1円玉サイズからでも大丈夫。

巷では500円くらいからと言われてますが、個人的には1円サイズ、もう少し小さくてもいけています。問題はその後の管理にあると思ってます。

 

•子株が密集してても心を鬼にして大きいものだけを生かす事

密集してると成長に影響が出ます。ある程度の大きさになったら強い個体を独立させます。

同じくらいの大きさが隣り合ってせめぎ合ってる場合でも、怖いですがしっかり分けること。子株は意外と強いので成長点さえ傷が付かなければそのまま成長します。

 

•板付後の注意点

温度変化の少ない場所で管理。とはいえ親とそこまで変わらない範囲でOK。20度を下回らない場所。

 

直射日光は避ける。おそらく葉焼けや温度負けするのでLED使用のこと。500円をひと回り超すころ日陰から外スタートを開始します。(気温注意)

 

極々薄い肥料を定期的にかつ頻繁にやること。500mlの水に対しハイポネックス一滴程度。

 

乾燥させ過ぎない管理を心がける。リドレイでも子の時は渇きに弱い。気がついたら霧吹き。

 

虫に「超」食われるので板付直後にオルトランなど葉を食う虫に効くものを適宜散布。虫食いをなめてると、成長点まで食われ子株が白くなりお亡くなりになる事があった。ここまで年単位で天塩に掛けてきたのに虫食いで逝かせるのはほんとつらいです。

 

上手くやればかなり子株は取れるのでしょうが、こんな適当な管理でも2、3個は生き残ります。まずはチャレンジしてみましょ。

 

いったんこんな所ですかね。なんか思い出したら追記しますノノノ

今夏のホルタミー管理と思い出の画像集

引っ越しに向けて全部は持っていけないのでジモティで少しずつ処分しているatsutaです。皆さん今年の暑さに負けずにビカクライフ楽しんでいるでしょうか?

 

さて、かなりの株を譲渡しても残したいものっていうのはあるもので、例えばこのホルタミーなんかもその一つです。

 

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今年の夏、また一つ大きくなりました。大型品種の本領発揮といったところでしょうか。

 

実はホルタミーは毎年少しづつ夏の過ごさせ方を変えています。

どうもホルタミーの顔色をうかがっていると、なんとなく毎年なんか違う気がするわけですよ。

 

この真夏の時期で去年までの中学生サイズは

・朝から11:00頃までは完全に直射。一切遮光せず

・水は辛め。少なくても文句言わないみたい

・夏バテせんし屋外で全然オッケー!

・雨?ラッキー!ガンガン夕立あたってくれ!

 

↓これが今年の大学生サイズになってきて

・午前中の直射もやめといたほうがいいっぽい。半日陰程度で

・水は甘め。軽くなったらすぐやるよ。

・熱すぎるときは完全屋内

・急な雨は水の調整が難しいからNG。すぐ取り込みますわ 

 

今のほうが過保護ですね^^;なんでだろ。結構葉先が痛んだり、葉焼けしたりで分かりやすい感じだったからだと思います。

 

ついでなんで思い出のホルタミー画像集を置いときます。

 

1.うちに来てすぐのころ。いまいち調子が上がらず貯水葉の形が変。

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2.このころはまだリドレイの小さい株と同じくらいのサイズ。

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3.白い貯水葉を広げて少しずつ多きくなってきた。このころから巨大化が始まる。

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3.かなり巨大化したため片手で押さえながらだと画角に入りきらずw

この大きさになってもなお、胞子葉を出さないという恐ろしい子

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ビカクシダ購入前に気を付けたいこと

結構大事なことを書いておくのを忘れてました。

少しネガティブな内容になりますが、事前に知っておくと知らないではかなり違うのでひとつの情報としてとらえて下さい。

 

1.意外と買ってからお金がかかる

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種類にもよりますがビカクシダ自体はそれほど高い植物とは言えません。それよりも購入直後や普段のメンテナンスの際にかなりお金がかかります。

 

例えば水苔ですが、40Lのものでおおよそ3000円。40Lなんてそうそう無くならないでしょ、と思うかもしれませんがビカクの大きさに合わせて使用する量も増えていきますので40L程度の水苔はあっという間になくなってしまい、オンシーズン(4~6月頃)には3回ほど買いますのでこれだけで1万円。さらに着生材も大型化していき、テグス使用量も上がります。

また、冬の暖房やメタハラを使った場合など細かい光熱費も塵も積もれば・・です。

 

いかにコストを減らすかが問題になってきます。

 

2. 結構手がかかる

ビカクシダはほっといても成長しますが、きれいな形を維持するのに必ずメンテナンスが必要になります。

あるときは水苔を追加してやったり、向きがおかしかったら着けなおし、大きくなったら着生材を変えて、水苔が古くなったら交換・・・。温度に合わせて外に出したり部屋に入れたり。冬を除いて年がら年中なにかとメンテに費やす時間が多い植物です。

メンテ好きだよ!って方もいらっしゃると思いますが、長い人生において例えば自分が病気したりしても同じ気持ちでいられるか、もう一度考えてみましょう。

 

3. デカくなる(ものもいる)

 大型種を買うとその成長速度に驚かされます。そして場所問題が必ず出てきます。大きくなってからヤフオクで売ろうにもそもそも送れないし、買い手がつかないことも。大型種の犬を買えるかと少し似ていますが、自分の家でどこまで管理できるのかよくよく考えましょう。

ビガクシダの配信動画について思うこと

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どうも、You Tubeでお気に入りの方の動画が新しく上がってないかみるのが日課の私です。

最近、植物関連のYou Tube動画がかなり上がる様になりましたね。とくにビガクシダ関連は板付やら肥料やらメンテナンスの仕方など、様々なものが上がっています。

わたしもチョイチョイ見るのですが、これらの動画視聴について少し思うところがあったので書いていきたいと思います。


1. テクニックをあまり鵜呑みにしない

大事なことですが、植物の育成は本人の経験が一番で、それにまさるものはありません
特にオマカン(お前の環境次第だろ)が強いビカクシダについては、日照水やり温度など人それぞれです。事細かに温度や湿度を測って育てる人もいれば枯れなきゃいいでしょ、という人も少なくありません。配信者というのはあくまで一般論しか説明できません。それ以上は視聴者の環境なのです。北は北海道から南は沖縄までおなじ育て方で育つ訳がないのですから。
何が正解か私にはわかりませんが、先にも述べたように、自分の環境下では自分の経験だけが正解だと言うことを忘れないようにしましょう。


2. 自分の環境を改めて見直そう

これも良くSNSなどで最近見かけるのですが、ビガクシダにはまって部屋中をビガクシダにしてしまう人。私も人のことを言えないのですが、将来の姿を想像できずに増やすと後で痛い目をみます。個人的にこれも動画など他人の環境が容易に視えるようになったためと感じてます。


3. 負担を感じない様に注意しよう
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特に生配信をしているYou Tubeのコミュニティを見ていると感じるのですが、配信者が視聴者を覚えて名指しで呼びかけることがあります。
大事なことですが、配信というのは「配信者が有利にすすめる為の動画」であり、対面の様なフェアな関係ではありません。
ましてやお金が絡む様な状況では注意が必要です。こんな事は無いと信じたいのですが、一部の新品種をあたかも流行りの様に伝え、数も少ないと購入者を争わせる様な配信はあってはならないと思います。
ときに、ある意味一方通行に近いこれらのコミュニティを負担に感じたり、或いは煩わしく感じても配信者には伝わりません
また、視聴者同士で親睦を深める方もいる様ですが、もともと植物が好きな人は寡黙な人が少なくないです。どちらかというとインテリアとして捉えている人がコミュニティを増やしている様ですが人によっては迷惑なだけ、ということもあるので見定めが必要になります。



最後に
もちろん利点も少なくない植物関係の動画。生配信については参考になる・・・?とは正直少し言いにくいですね。大事なことを説明してくれるのですが一瞬過ぎてあとでアーカイブから探すのが非常に手間なんだよなあw
動画のように大事なことだけを説明してくれているものでも、あくまで「参考程度」に、コミュニティは「負担にならない範囲」で活用したいものですね。

子株を買おう。裏情報?も

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我が家には結構な数のビカクシダがいますが、すべて子株からスタートです。これは子株のほうが圧倒的に安く、またスペースの調整も成長と共に検討していけるからです。

 

春になると子株を皆さん買うと思うのですが(んなことはない)、よく目にするのは同じ業者が同じ種類を複数売り出している状態。

 

これ自体は珍しいことではなく、海外からの輸入の関係で同じ種類のメリクロンだったり胞子栽培品を一気に仕入れ、売りさばくためです。

 

こういった子株は安くて手を出しやすい反面、実は注意が必要です。(結構大事)

 

1.種類によってはギャンブル

子株でも強い品種とそうでもない品種で分かれます。一般的には原種よりも交配種のほうが強く、育成は容易です。逆に一部の原種は子株の時の温度管理や日照にうるさく機嫌を損ね簡単に枯れこんでしまうものも。

 

2.導入タイミングは春から初夏で

もういうまでもありませんが、導入タイミングでベストなのは春です。この時期が一番ビカクにとって過ごしやすく最も成長するからです。

 

3.設備や環境をそろえてから子株を迎えよう

子株は基本的に直射日光に当てません。強い日差しが苦手なことも多いです。ですのでできれば植物育成ライトの導入を検討してください。蒸れが苦手な種類も少なくありませんのでサーキュレーターの準備を。また子株は特別なオプションでもない限りポットに植わってそのまま届きます。できれば早めに板付けした方がいいので着生材や水苔、テグスなども準備しておきましょう。

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4.子株をしっかり選ぼう

その種類で1つしかオークションにない場合選択がありませんが、多くの場合同じような子株が複数出品されます。以下、子株選びの原則で重要なもの順で

 

 ・新葉を出し始めていたり、勢いのあるもの

 ・色つやのきれいなもの

 ・なるべくでかいもの

 

こうなります。

海外から輸入されてからどのくらいで売りに出されるかわかりませんが、当然日本に来てからの環境に慣れていないものがほとんどです。日本の環境に適応しようとしているもの程、株に勢いがありますので最も重要なファクターといえます。

次に色つやのきれいなもの。これは現在の状態を判断する際に重要で黄色や茶色黒くなっていたり葉に張りがないものは避けたいですね。

最後にデカいもの、これも大事ですが他の2点には劣ります。一般的にはでかいもの、葉数の多いものの方が少し高くなりますが、小さくても新葉の展開がよさそうなものの方がいい場合が多いです。

 

子株を買う裏的情報

大きな声では言えませんが、上でも書いたように日本で大掛かりに売りに出している業者は海外から一気に子株を仕入れ、一気に売りさばくスピード感がかなり重要です。大規模な業者は売れなくてもスペースがあればそのまま育てていけますが、小規模な業者は売りさばけないと在庫が増えるばかりで管理上無理が出てくるため、何とか売ろうと必死になります。ですのでオークションをしばらく注視していると、いわゆる底値や相場が見えてきます。

もちろん業者も仕入れの値段と維持費など諸々の経費をかけてますので何とか高値で売りたいと思うのが普通でしょうが、我々庶民としては一円でも安く買いたいもの。

数が多く入ってている新品種は急いで買っても、現在の流通スピードから値下がりが速いことも少なくありません。

また、原種においても相場の変動が今回の新型コロナの影響の様な状況下でかなり出ることがわかりました。これも海外のナーセナリーによるものでしょうが、いったん供給が止まっていたものが再開すると一気に値段が下がります。

ビカクシダのように輸入に頼っている市場では購入タイミングを見極めるのが難しいとは思いますが、ぜひ「いまが買いか」を考えてみてください。

 

森のパパも一人でオクを管理しているようですが、かなり値段の調整に気を使っているのがオークションを見続けているとわかってきます。