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素人リドレイ胞子培養まとめ

ちょい時間無いので、箇条書きで申し訳ないです。以下リドレイの胞子培養の参考としていただければ、と。

 

 

〇胞子培養スタートおすすめ時期

胞子培養は個人的に最も最適な撒き時は秋、晩秋かと思います。

理由として、胞子撒きから板付まで1年3ヶ月から一年半ほどかかる為、春の温度が上がるタイミングで板付に出来るからです。

冬寒くね?と思われるかもしれませんが、結局は冬を培養中に越すのでそこはあまり気にしなくても大丈夫。

とはいえ、そこまで厳密じゃなくても子株を板付にするタイミングをずらせばいいので、結局はいつでもいいかもってのが本音です汗

 

〇胞子培養に必要なもの

•トレイ

百均で蓋つきタッパーが最適です。100円も使いたくなければ、冷凍食品のトレイ特に海老グラタンがおすすめです。美味しいし熱湯ぶっかけても大丈夫なので。

 

冷凍食品のトレイを使う場合、ラップと開かないようにする輪ゴム数個があるといいですね。

 

•ジフィーセブン

少し高いですがジフィーセブンは発芽率が高く、その後の生育も良かったです。

ただし、ジフィーセブン自体が水を吸うと高さが出るので、深めのタッパーを用意するか、ジフィーセブン自体をほぐして中のピートモス?だけにして平らにするのもいいでしょう。

ビカクの根は深く潜らないので、安く運営したいのであればジフィーセブンをほぐして広く薄く使うのがおすすめ。

 

•沸かしたお湯

ジフィーセブンを戻す際は消毒もかねて熱湯で戻します。冷ましてから胞子を撒きます。その後霧吹き。

 

霧吹きの水も特にカルキとか気にする必要はないかと。最初だけ薄いメネデール混ぜるとなおよし。

 

〇胞子培養におけるちょっと細かいアドバイス

•胞子を撒くときは風呂場で云々は個人的に不要だと思います。ビカクの胞子はそこまで弱くありません。何ならカビと共生します。

 

•撒いた後は放置で大丈夫。

最初は放置で大丈夫です。あまり頻繁に蓋を開けない方がカビ菌とか入らないので良い。うっすら表面がライトグリーンに変わってきたら霧吹きを増やす事。

 

ほっとくと前葉体が出来てきて、そのあと本葉が出てきます。とにかく時間がかかるので焦らずじっくり待ちましょ。

 

前葉体から本葉の時点でかなり数が減りますがあきらめない。

 

•胞子培養の管理について

あまり細かい数値があるわけでは無いですが、温度については他のビカクシダが生きてる範囲であれば意外なことに問題ありません。少し寒くても暑い夏でもまあ普通に室内であれば大丈夫です。

胞子培養では直射日光を避けてLEDで行きましょう。

 

•板付するタイミングは1円玉サイズからでも大丈夫。

巷では500円くらいからと言われてますが、個人的には1円サイズ、もう少し小さくてもいけています。問題はその後の管理にあると思ってます。

 

•子株が密集してても心を鬼にして大きいものだけを生かす事

密集してると成長に影響が出ます。ある程度の大きさになったら強い個体を独立させます。

同じくらいの大きさが隣り合ってせめぎ合ってる場合でも、怖いですがしっかり分けること。子株は意外と強いので成長点さえ傷が付かなければそのまま成長します。

 

•板付後の注意点

温度変化の少ない場所で管理。とはいえ親とそこまで変わらない範囲でOK。20度を下回らない場所。

 

直射日光は避ける。おそらく葉焼けや温度負けするのでLED使用のこと。500円をひと回り超すころ日陰から外スタートを開始します。(気温注意)

 

極々薄い肥料を定期的にかつ頻繁にやること。500mlの水に対しハイポネックス一滴程度。

 

乾燥させ過ぎない管理を心がける。リドレイでも子の時は渇きに弱い。気がついたら霧吹き。

 

虫に「超」食われるので板付直後にオルトランなど葉を食う虫に効くものを適宜散布。虫食いをなめてると、成長点まで食われ子株が白くなりお亡くなりになる事があった。ここまで年単位で天塩に掛けてきたのに虫食いで逝かせるのはほんとつらいです。

 

上手くやればかなり子株は取れるのでしょうが、こんな適当な管理でも2、3個は生き残ります。まずはチャレンジしてみましょ。

 

いったんこんな所ですかね。なんか思い出したら追記しますノノノ