Atsuta Bar

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ビカクシダ・エレマリア 不調の分析

調子の良い株があれば悪い株もある。

ビカクシダ・エレマリア(以下エレマリア)の調子がとても悪い。(悪かった?)

  

去年の秋から非常に調子を落としている家のエレマリア。

 

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不調の原因

いまいち原因がつかめないまま年を越し、沈黙を続け段々と茶色く枯れていく貯水葉と胞子用。

 

 そもそもエレファントティス+ステマリアなので寒さには弱いと思うし、冬眠の可能性もあるが、成長点には良い動きは見えず。

 

一体何が・・とも思ったがいくつか不調の原因に心当たりがある。

 

■晩夏の水不足

最も考えられるのは夏の終わりごろにドライアウト寸前まで放置してしまったことだ。要するに油断である。

 

■取り込みのタイミング

台風の影響でリドレイと同じタイミングの10月初旬には終日室内管理に切り替えていた。そもそも場所問題に困っていた事もあり、取り込みが早すぎて機嫌を損ねたのかもしれない。

前々から、環境の変化に弱い傾向があるな・・。とは思っていたが今回は一気に不調が出た感じだ。

 

急に子株が大量

そんな絶不調のエレマリアだが、現在子株が大量に出ている。

 しかも子株も調子がいいとは言えず、いちばん大きなものの貯水葉は枯れかけている。(そもそもそんな短時間で枯れこんでいいのだろうか)

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貯水葉の内側 ※微グロ注意

 

エレファントティスの血を引いているので子株は出しやすいと思う。

しかし、今回は生命の危機を感じたビカクは子株を出しやすいとも言うので、その線が濃厚だろう。

 

彼女が一体何を思って子株を大量に吹いたのかはわからない。しかし元の株もまだ何とか生きている様だ。

 

その理由として、成長点付近に謎の胞子葉。

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これは元の株の成長点から出たものではないような気もするが、いまいちわからない。

であれば、成長点が移動した可能性が高い。

 

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わかりにくいが上の画像に印をつけると白枠が旧成長点、赤枠が現在動いてる新成長点だと思われる。

 

ビカクシダは成長にトラブルがあると成長点が移動することがある。これは成株以外ではよくあることで、私の環境ではコロナリウムでよくみられた。

 

だが、成長点の移動したビカクシダは元の成長に至るまで時間がかかる。

正直、もう少し様子を見るがあまり成長が芳しくないようなら現在の子株の切り離し、その成長に合わせてリセットするのもいいのかも。

 

しかし、今現在エレマリアの子株はある程度の大きさの貯水葉2枚と胞子葉2枚を出した後大きくなっていない。また動きが止まってしまったようである。

 

うーん、意外と癖が強いなこいつ。夏までに調子が戻ってくれればいいんだけど・・。

 

いずれにしても、独立させるまで絶対ドライアウトは避けなければ・・・。

懲りずに何度か水をやり忘れて子株が死にかけたことを忘れてはいけない(戒め)