資材あれこれ 水苔編 良い水苔はランクに比例するのか?
皆さん、こんにちは。
今回は着生植物全般に使用する水苔を考察したいと思います。
良い水苔とは
個人的に思う良い水苔は
長さがある(指で持ち上げた際20~30cmほど持ち上がる)
不純物が少ない
色が肌色に近いもので、黒ずんでいない。
繊維が崩れていない
これらをクリアした水苔だと思います。
※良い水苔の例
悪い水苔
良い水苔の反対ですね。
※短い・色が悪い ・不純物が多い・繊維が崩れており、水で戻した際のふくらみが少ない
このいまいちな水苔の不純物がこちら↓
不純物は主にその他植物の葉や枝、トゲ(!)黒い根、繊維が取れてただの棒になってしまった水苔です。
水苔のランク
水苔のランクは私たちが容易に手に入れられるものではA~AAA(またはAAAA)程度です。
基本的にAの数が多い程、品質が良いとされます。
例えばAAランクのものとAAAAでは確実にAAAAランクのものの方が品質は上です。
ただ、個人的にこのランクというのがかなりきな臭く、信用に値しないと思っています。無論一つの指標として意識する分には有用だと思います。
上の画像の良い水苔の例のランクはAAランクです。逆に悪い水苔の例はよくホームセンターで見かけるAAAランクで1ランク上のもの。
AAランクの良いものの方はオザキフラワーパークで購入した、SPAGMOSSSの会社のものだったと思います。
着生植物に手を出し始めたころは水苔のランクに踊らされて、しょっちゅうこのAAAランクを買っていましたが今では、こちらは使用しなくなりました。
自分で使ってみて、良い水苔に出会うのが最も大事です!
この水苔はイマイチだったなあと思っても、良い水苔に出会うためのステップと思ってください!
原産地
買うなら断然ニュージーランド産です。正直チリ産なんてなかった。いいね?って位、断然ニュージーランド産です。
値段だけ見るとチリ産なんですが、わかりやすいところでは、100均で売ってる水苔がチリ産です。
おまけ 悪い水苔を買ってしまったら
悪い水苔を買ってしまったらどうしたらいいのか?
→ビカクシダに使ってください。
(ビカクシダやってないよ・・って方はこちらに送ってくださいw)
ビカクシダは時には10年近く水苔を変えなくてもピンピンしてるものが少なくありません。
これは自身の貯水葉で水を保持する能力があるためであり、他の蘭等ではちょっと考えられないことです。
よってビカクシダの場合、水苔の品質に左右されにくいのです。(マダガスカリエンセの様な特殊なものは除く)